最近個人型確定拠出年金の運用商品に新たにアクティブ投信を採用する運営管理機関が増えてきています。

例えば、SBI証券は国内株式アクティブ運用分野では「SBI中小型割安成長株ファンド ジェイリバイブ<DC年金>」と海外株式アクティブ運用分野では「キャピタル世界株式ファンド(DC年金用)」を最近導入しました。

では実際の2つのファンドの過去のパフォーマンスを調べるために、SBI証券で採用されているインデックスファンドと比較してみました。(資料:モーニングスター・評価情報:2016年4月30日現在)

1.SBI中小型割安成長株ファンド・SBI TOPIX100インデックスファンド<DC年金>

評価:

インデックス投信と比較して信託報酬は高いですが、パフォーマンスは素晴らしくトータルリターンはインデックス投信を遥かに凌いでいます。加えて、標準偏差は過去1年・3年においてインデックス投信とほぼ変わらず、シャープレシオは過去3年・5年において1.5以上になっています。

「SBI中小型割安成長株ファンド ジェイリバイブ<DC年金>」は運用商品として選択できる投資信託と判断しています。

2.キャピタル世界株式ファンド(DC年金用)・DCニッセイ外国株式インデックス・ExE-i先進国株式ファンド

ニッセイ外国株式インデっクスファンド及びEXE-i先進国株式ファンドは、運用期間が3年以内の為、なお一層検証する為にSBI証券の商品には採用されていませんが、「野村外国株式インデックスファンド・MSCI-KOKUSAI(確定拠出年金向け)」と比較しました。

評価:

キャピタル世界株式ファンドは、以下の理由により運用商品としてはお勧めできないと判断しています。

1.信託報酬が高く且つインデックス投信と比較してパフォーマンスは良くない

2.国別として日本も対象(国内株式については国内株式専用のファンドが望ましい)

3.組入れ上位10銘柄にデンマーク・台湾・南アフリカ・オランダ・香港銘柄が含まれており、各銘柄のフォローが難   しく且つ為替リスクも大きくなる

4.アクティブ外国株式投信であれば、EXE-i先進国株式ファンドが選択肢として考えられる。

結論として、アクティブ投信を選択する時は、以下の注意点が重要です。

1.ファンドの内容を理解し、基準価額の変化の理由を理解出来る事

2.信託報酬

3.当然将来のパフォーマンスを約束するのではありませんが、過去10年間のリターン・標準偏差・シャープレシオをチェックして且つ関連するインデックス投信と比較する

今後、個人型確定拠出年金の新しい運用商品が導入されると思われますが、インデックス投信だけではなくアクティブ投信にも運用商品として選択できる魅力的なファンドもあります。

上記の注意点を踏まえて、自分自身で納得できるアクティブファンドを選択しましょう。

なお、この投稿は投資判断の参考としての情報提供を目的としているものであり、投資勧誘を目的にしたものではありません。