消費税10%への引上げは見送られる可能性が高まってきました。今月末には発表されると予想されています。

引き上げが再延期されれば、日本の財政再建の道が遠のいたとして日本国債の格付け(現在:A1・A-)は下げられると予想されます。

通常国債が格下げされると利回りは上昇しますが、現在の国債市場を鑑みますと日銀が国債残高の3分の1以上を保有して且つ国内機関投資家の長期保有もありますので国債市場への影響は殆どないと思われます。

ただ日本の機関投資家は為替ヘッジをして外債投資をしており、なお一層ヘッジ・コストが上昇し利鞘が縮小する事になります。反面、外国人投資家にとっては米ドルから円へのマイナス・ヘッジコストがなお一層深まり日本国債への利鞘が拡大します。

海外の投資家は米ドルを円にヘッジ付き(直物で米ドル売り・円買い、先物でドル買い・円売りー為替リスクはない)で交換すれば、円をマイナス金利で調達でき、マイナス利回りの日本国債に投資しても十分利鞘が取れるのです。

海外の投資家は利鞘が取れるから日本国債に投資しているわけで、安全資産だからという理由ではありません。

国債市場外国人比率