楽天投信投資顧問株式会社とバンガード・インベストメンツ・ジャパン株式会社は、バンガード・グループが運用するETFを主たる投資対象とするインデックス型投資信託『楽天・バンガード・ファンド』の創設を発表し、第一弾として以下のファンドが設定されました。

なお、上記のインデックスに連動するファンドは国内初めての設定です。マネックス証券が米ドル建ての外国籍投資信託として「バンガード・トータル・ストック・マーケット・インデックス・ファンド」を取り扱っていましたが、代行協会員であるバンガード・インベストメンツ・ジャパン株式会社より、有価証券届出書作成・提出が来期以降なされない旨の通知があり、2017年11月30日より、当ファンドの新規の購入の申込受付が終了します。今回の楽天投信投資顧問株式会社とバンガード・インベストメンツ・ジャパン株式会社の提携が原因と思われます。

楽天・バンガード・ファンドの更なるラインナップの拡充が予定されており、楽天・バンガード・ファンドの設定に当たっては、2018年より開始されるつみたてNISA制度を強く意識しているとの事です。

それではまず、Vanguard Total World Stock ETF(VT)、Vanguard Total Stock Market ETF(VTI)、S&P500に連動するVanguard S&P 500 ETF(VOO)、及びNASDAQ100に連動するPowerShares QQQ Trust,Series 1 (QQQ)の過去のパフォーマンスを検証します。ETFは全て米ドル建てです。

データ基準日:2017年8月31日

資料:モーニングスター

やはり米国株式が全世界株式よりパフォーマンスは上回っています。米国株式の中ではS&P500指数とCRS USトータル・マーケット指数はほぼ同レベルで推移しており、NASDAQ100のパフォーマンスがそれらを上回って推移しています。

それでは、次に米国株式インデックス(NASDAQ100・Russel2000-米国小型株・S&P500・Dow Jones)の過去5年間のパフォーマンスを検証します。

資料:ブルームバーグ

NASDAQ100のパフォーマンスが群を抜いています。やはりFANGとして称されるFacebook, Amazon,Netflix, Alphabet(GOOGL)などの成長企業が多くを占めるナスダック株式市場の株価上昇が目立ちます。 

当然上記における過去のパフォーマンスは将来を保証している訳ではありませんが、大変参考になるデータです。

それではナスダック総合指数又はNASDAQ100に連動する投資信託及びETFについて検証していきます。

上記の投資信託はコスト面から、また海外インデックスに連動する国内ETFは流動性面から投資対象としてはお勧め出来ません。なお、NASDAQ総合指数・NASDAQ100はつみたてNISA対象のインデックスには含まれていませんので、つみたてNISA対象でコスト面の競争力のあるNASDAQ総合指数・NASDAQ100に連動する投資信託が新しく設定される事は残念ながら考えられません。

従って結論として、海外株式インデックスに運用するのであれば、NASDAQ総合指数又はNASDAQ100に連動する投資信託またはETF1本で充分であり、現在では海外ETF 「PowerShares QQQ Trust,Series1 (QQQ)」がベストの選択であると判断しています。