定額積立投資については、最近幅広い層に理解され長期投資の王道としての地位を築きつつあります。 ただ、定額の積立投資の投資対象は以下の運用商品に限られていました。

1.投資信託

2.累積投資として国内株個別銘柄・国内ETF及びJ-REIT

その様な状況下、One Tap BUYが米国株個別銘柄の定額自動積立投資サービス(積み株)を開始しています。

株式会社One Tap BUYについて

設立:2013年10月・資本金:21億4,952万円・業務:証券業

主要株主:ソフトバンク、みずほ証券、DBJ(政策投資銀行)キャピタル

積み株の内容:

1.スマートフォーン・アプリによる株式の定額自動積立投資

2.購入可能銘柄:One Tap BUYがセレクトした米国株式30銘柄  銘柄リストはこちら

もちろん将来も保証する訳ではありませんが、30銘柄積立投資シミュレーションを検証出来ます。

シミュレーションはこちら

3.積立投資金額:1銘柄1,000円以上、1,000円単位 

4.自動積立の設定:毎週、毎月、毎年と好きな頻度で設定可能

5.買付のタイミング:原則として指定した日の翌日の深夜0時~0時2分の間(日本時間)

6.   口座自動引き落し日:買付のタイミング時と同日

他の証券会社(ネット証券も含む)の積立投資の場合、積立投資額の銀行口座引落日から約1週間~2週間後に運用商品が購入されるケースが多く、資金の非効率性が挙げられますが、One Tap BUYの場合引き落としと購入は同日に行われます。

7.自動引き落とし可能な金融機関:みずほ銀行のみ

8.買付の取引形態:積立金額(円)÷為替レート÷株価(気配値・ドルベース)=購入株数

  • 為替レート:リアルタイムの為替レート+スプレッド(35銭)

他のネット証券の為替手数料:マネックス証券・楽天証券・SBI証券:25銭

ただし、SBI証券の場合、住信SBIネット銀行でドルを購入(為替手数料:15銭)し、送金手数料なしでSBI証券に米ドル送金が可能です。

従って、他のネット証券と比較するとOne Tap BUYが提供する為替手数料は高めになりますが、現在のドル・円為替レート110円に対してマネックス証券・楽天証券との為替手数料差額は10銭及びSBI証券との為替手数料差額は20銭ですので、米ドルへの交換額はマネックス証券・楽天証券比較で0.09%及びSBI証券比較で0.18%少なくなります。

  • 株価(気配値・ドルベース):基準株価+スプレッド(基準株価×0.5%)

基準株価:米国株式市場が開いている時間で市場で付いている株価

他のネット証券の米国株売買手数料

大手証券会社の累積投資の売買手数料(運用対象:国内個別株式・国内ETF・J-REIT)

野村證券:1.188%(税込)・大和証券及びSMBC日興証券:1.242%(税込)

なお、ネット証券では上記の累積投資は取り扱っていません。(カブドットコム証券では定額でなく毎月1株から購入できるプレミアム積立ープチ株ーを取り扱っていますが、今回の検証では取り上げていません)

One Tap BUYの売買手数料(基準株価×0.5%)は、他のネット証券及び大手証券会社の売買手数料と比較しても競争力はありますし、消費税は掛かりません。

なお、上記の為替手数料・株価スプレッド以外の手数料はありません。

9.積み株の売却

保有株式数×(基準株価ースプレッド:基準株価×0.5%)×(リアルタイムの為替レート-35銭)

一般の証券会社では、売却時に現地取引費用がかかる場合がありますが、One Tap BUYでは現地取引費用は徴収されません。

10.その他

ー売買は全て円建てで決済されます。

One Tap BUYの証券口座は特定口座(源泉徴収あり)のみ。なおNISAには対応していません。

11.まとめ

纏まった運用資金を通常持ち合わせていない特に20代や30代の世代の方々にとって、One Tap BUYが 提供する米国株個別銘柄の定額自動積立投資は、こつこつと積み立てていく長期投資の選択肢の有力な候補になると判断しており、理由としては、以下のポイントが挙げられます。

  • 1銘柄1,000円以上、1,000円単位での積立投資が可能
  • 世界経済はやはり米国が主導しており、その担い手である米国の成長企業への投資が少額でも可能で且つ対象銘柄は日本人にとっても馴染み深い企業が多い点
  • 長期の積立投資では、価額変動の激しい運用商品が最終的な利回り効果を発揮する局面が多く、米国株個別銘柄への定額積立投資は、個別株式及びドル・円為替レートと2つの価額変動の激しい商品が対象である点
  • 積立投資では購入手数料がイコール年率のコストになるので、非常に重要なファクターです。One Tap BUYが少額(積立投資は少額が主流)でも提供する0.5%の手数料は競争力があります。

なお、最終的な投資判断はリスクと仕組みを理解し自己責任でお願いします。