マイナス金利導入に伴って、最近マスコミでは百貨店友の会や旅行会社の積立、NHK受信料や国民年金保険料の前払いについて取り上げられています。しかしながら、それぞれの利回りについては正しく計算されていない場合もあり、今回それぞれの利回りについて検証しました。なお、検証は金額加重収益率(IRR)で行い、利回り以外の積立及び前払いのメリット・デメリットについてはコメントしていません。

積立

1.百貨店友の会 積立

例えば、毎月1万円を1年間積みたてると1年後13万円の商品券が貰える仕組みです。13万円―12万円=1万円÷12万円=8.3%の計算は積立ですので正しい利回りを反映していません。

金額加重収益率を用いると年利回りは14.7%になります。

2.旅行 積立

同じく金額加重収益率を用いると年利回りは1.8%になります。

前払い・前納

例えばNHK受信料は2か月毎4,460円支払いますが、12ヶ月前払いの場合の受信料は24,770円になります。従って、4,460円×6=26,760円ー24,770円=1,990円÷26,760円=7.4%が割引率ですが、年利回りの計算は、前払い受信料24,770円と2カ月毎の通常通信料4,460円の6回分のキャッシュフローが等しいとし、金額加重収益率を用いて行います。

1.NHK受信料

12ヶ月前納の年利回りは13.4%になります。

2.国民年金保険料

NHK受信料と同じ考え方で計算を行いました。

1年前納の年利回りは3.7%、2年前納の年利回りは7.9%になりました。

なお、平成28年度の国民年金保険料1年前納期限は5月2日です。2年前納期限は毎年2月末日です。